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『トライやるウィーク その1』
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 今年は三校15人の中学生がやって来た。3人が女子で他が男子だ。
 今年の作業の目玉は手打ちうどん打ちと、「いただきます=命をいただきます。を考える」ということで鶏の解体を行って肉をいただく。そして石釜でのピザ焼きである。
 今年の女子の内、2人はやたら元気が良く、明るい。言葉遣いは男の子の様だ。そして何時でも腹をすかせていて食物を欲しがる。逆に男子生徒の多数がおとなしく覇気がない。
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 手打ちうどん打ちには、元うどん屋さんのプロ・長尾さんとそのアシスタントの穴田夫妻に来てもらい指導してもらった。指導というより、どっちかと言うと打ってもらったうどんを食べるという感じで、少しはがゆい。
 現在っ子であるこの子達は行事慣れ、おいしい食べ物慣れしていて、手打ちうどんを打って、腰のあるうどんをいただいてもさほど大きな感動はないのだろうか?
 ちまたにはいろんなインスタント食品、もしくは簡単に調理出来る食品があふれている。現在の家庭のほとんどはそれらを日常普通にいただいている。
 私達大人(それもほんの一握りの人だが)は手間ひまかけた食べ物に特別な愛着を感じたり、その過程で人と人とのふれ合いがいいなあと思えることが有ります。又、それらの食べ物を食べてみた時、独特のうまみや甘味、食感や香ばしさ等があり、この中からただ一点だけの良さで感動することがあります。これが自分で育てた野菜や肉であり、さらに自分達で作った料理であればなおさらです。
 一方、日常私達が口にしている食品は上手く出来ています。万人向きでそこそこおいしく、欠点があまりないのです。今日のうどんはシンプルです。うどんにつけ汁(これもコンブ、ジャコ、カツオぶしで出した出汁)、薬味はネギだけ。ところが彼らが日常口にするうどん、CUPうどんを例にとれば、いろんな具が入っています。それに目移りする程、うどんの種類は多い。又、これらの味付けはしっかりしていてインパクトのある味です。こんな味付けのうどんを通常食べていれば、ここでいただくシンプルな手打ちうどんは何とたよりないものと思ったことでしょう。だから中学生の口からは何も発せられません。でも僕にはこの手打ちうどん、ピカピカ光ってます。ツルっと口を通ります。噛めば弾力が有って、塩味がほど良くその後甘みが広がります。シンプルなうまさです。シンプルな喜びです。子ども達は欲張りなうまさがいるのでしょうか?
【2009/12/04 13:46】 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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